priverteのアッシュカラーでオレンジ色が消えるってホント!?
皆さんはヘアカラーされていますか!?カラーされている方は美容室でどのような色味をオーダーをしますか!?
私が美容師になって20年経ちますが、かなりの割合でアッシュ系の色味をオーダーする方が多いです。
寒色系と暖色系の違い
アッシュ系とは要するに、赤味の無い方の色味です。実際見てもらう方が分かりやすいのでご覧ください。
いかがでしょうか!?上が暖色系で赤みがあるのがわかると思います。下が寒色系の色味になります。こうして比べてみると分り易いですね。
上の写真はカラーしたばかりの写真なのでかなり暖色系か寒色系か分り易くなっています。(分り易いようにチョイスしました)
私は寒色系も暖色系もどちらもありで似合わせによってご提案させて頂いておりますが、冒頭お伝えした通り,圧倒的に寒色系を希望される方が多いです。それは何故か??
それは、日本人の髪質が赤味が出やすいからです。
髪の毛にはメラニン色素というものが存在し、そのメラニン色素の量と種類によって髪の毛の色が決まってきます。
メラニン色素の種類
メラニン色素はユウメラニンとフェオメラニンがあり、日本人の黒髪にはユウメラニンが多く存在して、欧米人のブロンドなどはフェオメラニンが多く存在しています。
図を見て頂くと分かりやすいですね。このユウメラニンを壊していかないと髪の毛の赤味が消えて来ないんんです。
ユウメラニンを脱色していくとこの様になります。
先に青味が続いて、赤味が壊れてオレンジになってきます。やがてユウメラニンが少なくなり、フェオメラニンが残り黄色くなってきます。
さて、ここで冒頭のアッシュカラーをオーダーする方が多い理由に戻りますと。
日本人の髪の毛にはユウメラニンが多く存在し、脱色するだけでオレンジ系になってしまうからです。
ここで初めにお見せした写真もう一度見てみましょう。
暖色系は髪質によってはカラーしなくても脱色だけで近い色になりそうな気がしませんか??
対して寒色系の色は日本人では自然にはでない色味な気がしますよね!?
もっと言ってしまうと、ヘアカラーは脱色と染色を同時に行なっているのでユウメラニン多い方はどの様な色味にしてもブリーチしない限りはカラー剤の染料が落ちてくると勝手にオレンジになりますからね。
他にも、寒色系の方が軽く見えるとか、自分の顔色に馴染むとか色々有るとは思いますが、1番の理由が日本人のメラニン色素の種類によるところが多いと思っています。
そして、ここからが本題。
では、その綺麗なアッシュにするにはどうするの!?ですが。
一番綺麗で簡単で失敗が無いのが今までの方法である、一度ブリーチしてからのアッシュ系のカラーをするという方法です。
図のオレンジか黄色まで色を抜いてからアッシュ系のカラーをすると赤味が邪魔しなくて透明感のある綺麗なアッシュになります。
ユウメラニンが無くなって黄色まで髪の毛を明るくできていればこの様にグレーぽい色にも出来ます。
ただ、この方法にはデメリットも有ります。そのデメリットとは。
- 時間が掛かる
- ダメージが大きい
- 色落ちが早い
- 費用がかかる
です。人それぞれ感じ方は違うので一概には言えませんが2、のダメージだけは感覚の問題では無く確実にダメージは出ます。色持ちも髪の毛を明るくすればする程悪くなります。
ですので今回おすすめするのはブリーチしないで前回のカラーから退色した状態で一回でできるだけアッシュにするカラーです。これも説明するより実際見て下さい。
ビフォーの写真を見てもらえると結構オレンジ味が残っているのが分かりますね。この様な状態からでも一発で写真の様なアッシュ系の色味になるんです。
しかも、このHUEカラーはボタニカルカラーでアンモニアも入って無いしパラフェニレンジアミンも入っていない優しいカラーなのにです。【HUE】カラーについては下記を参照。
普通のカラーの約9分の1のダメージこんな綺麗なアッシュに仕上がります。
しかも、カラー後、少しずつ退色していくのですがその過程でオレンジ味が出てきにくい設計になっています。赤味を抑えつつアッシュベージュの色味で退色していくので一度当店でアッシュ系にさせて頂いた方からは評判が良いです。
他のお店でアッシュ系にオーダしたけど、ブリーチが必要と言われた。又は、アッシュ系をオーダーしてるけどオレンジ味が消えないなどのお悩みがある方は是非、priverteでアッシュ系のボタニカルカラーをオーダーしてみて下さい。
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